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お取り扱い

 
焙煎小屋 風舎さん/スペシャルティコーヒー豆
ZIZOベーカリーさん/トースト
さじ洋菓子店さん/焼き菓子
禾食やさん/ショコラテリーヌ
上杉りんご園さん/りんごジュース
teteriaさん/茶葉
 
関美工堂さん/NODATE mug
 白田のカシミヤさん/いとをおもい いろをかたる
焙煎小屋風舎さんの思い

焙煎小屋 風舎さんの思い

 
自家焙煎コーヒー豆屋をやって約10年、その日々の中で 分かってきたこと。。。
コーヒーを美味しくするには「よい生豆を使うこと。」です。
 
では、よい生豆はどのようにして作られるのでしょう。
コーヒーの木の生育環境が適していること。
つまり日照 と湿度が適切で肥沃な土壌、 一日の寒暖差がある高地 であること。
また、コーヒーの品種が優れ、 完熟したコーヒーチェリー を収穫し その後の生産処理と徹底した品質管理が行われる ことで 素晴らしい生豆ができます。
 
生産国の農園の人々や多くの生豆に関わる人たちの 技術 を結集して作る素晴らしいコーヒーの生豆を使って、 私たちは適切な焙煎を施しその豆の個性を生かした抽出 を心掛けて、 特別な一杯のコーヒーになるよう努めて おります。
 
店内でのコーヒーやコーヒー豆の販売はもちろん大切な ことではありますが もう一つ重要なこと、 それはお客さまが ご自宅でも美味しくコーヒーを愉しんでもらうこと。
そのために淹れ方のコツや器具に関する情報もお伝え しております。
 
千葉清明焙煎小屋 風舎 2020/03/16
 

 
焙煎小屋 風舎
住所/宮城県遠田郡涌谷町三十軒屋敷添125
電話/0229-32-1522

焙煎小屋風舎さんの思い

禾食やのかたち

キッシュとタルト
 自身の料理修業をスタートして間もなく、カルチャーショックを受けたというキッシュ。「これまで食べたことのない食感、風味。だれもが好きな味だと感じました」

 
 それから十数年。禾食やをはじめるにあたり、まず店頭に並べようと決めたのがキッシュだった。「この土地で料理を提供する意味を考えたとき、ここで生まれ育った子ども達に『本物の味』を経験させてあげることではないかと」
 将来、故郷を離れてきっと美味しいものにであうだろう。けれどそこで「うちの田舎にも美味しいものがあったな」と誇りに思えたなら。かくしてシェフの「密かな野望」に満ちたキッシュ、そしてタルトを二本の柱として禾食やはオープンした。
 
 自家製野菜を一番美味しい時期に盛り込む。バターやチーズ、生クリームやベーコンなど、良質なものを惜しみなく使う。キッシュに入れるエビや帆立はゴロッと大きく、合わせる野菜は一種類だけ。それぞれが引き立て合い、型の中で料理として完成するように。タルトに入れる果物も、熟させ具合やカットする大きさはもちろん、皮ごと使う柑橘類やプラムは皮を下向きで詰めるか、上向きで詰めるかにまでこだわる。
 
 三日がかりの台作りにはじまり、材料一つ一つの下ごしらえ、型に具材を入れてから焼き上がりまでの幾多の工程…。営業日は週に二日でも、厨房では毎日のようにシェフが細かく丁寧な作業を続けている。その手間と情熱の結晶ともいえるキッシュとタルト。手土産でもらった味が忘れられず買いに来たという人や、イベント会場で一切れ買って、数時間後に再び訪れる人もいる。「お客様の『美味しかった』『本物だね』という声は本当にありがたい。励まされ、支えられています」
  禾食やにとって、キッシュとタルトはまさに屋台骨となった。「本物の味」は着実に広まり、食卓で親から子へ伝えられ、やがてこの土地に欠かせない味になる。
 

取材・文章・校正:牧佳、及川真紀子〔わたしのかたち15/24から〕
 

 
禾食や
イタリア伝統野菜栽培と米づくりのかたわら、
キッシュやタルトなどイタリア総菜を販売している。
住所/宮城県遠田郡美里町北浦字道祖神16-2
電話/0229-34-3865
www.kajikiya.com
www.kajikiya.base.shop

kijikiyaタルト
 
sakura no maではショコラテリーヌのみ提供させて頂いております。

上杉りんご園

りんごそのものを味わう無添加ジュース

 美味しいりんごジュース=甘いだけ、とばかり思っていました。上杉りんご園のジュースを口にした時、全て覆された記憶を今でもはっきり覚えています。
 宮城県大郷町でりんご農園を営む上杉一乃歩さんは上杉りんご園の三代目。三十年以上前に祖父が始めたりんご園を七年前から継いでいます。土壌には当初、近隣の牛舎の肥やしを使用していたそうで、現在でも化学肥料は一切使わず、堆肥を使って丁寧に土作りをしながらりんごを育てています。
 りんごの品種は“秋映”“シナノゴールド”“ふじ”の三種類をメインとし、全十種類ほどのりんごを育てています。今では総数850本ほどのりんごの木があるそうです。
 春、りんごの花が咲くと、一つの花芽から五つ咲く花の中心の一つを残して、周りの四つの花を摘む「摘花」という作業を行います。約一ヶ月かけて八割の花を摘み、その後、不要な実を選るとりんごの「実」になれるのはたったの一割。台風や、猛暑による影響もあり、それを乗り越えてやっと収穫することができます。

 収穫の最盛期は10月上旬~12月中旬。寒暖差が出てくる時期のほうが美味しくなるため、収穫するタイミングも重要。樹の上で完熟したものから順番に収穫し、一番美味しい状態でお客様へ届けたいと考えています。
 一大産地と違って市場に出回らない宮城のりんご。見た目も大事だけれどそれ以上に味にこだわっていて、食べて美味しいりんごを作ることを大切にしているそうです。 とれたてのりんごは、甘くてジューシー。みずみずしさの中に程よく酸味もある、とても美味しいりんごでした。
 このようにして作られた無添加のりんごジュース。数種類の品種を皮ごと絞っているので、甘いだけではなく、りんご全体を味わうかのような、素材を感じるりんごジュースです。

 
取材・文章:M Pantry〔わたしのかたち 15/24から〕 

 
 
 
上杉りんご園
有機肥料を使い葉摘みをせず、着色は太陽からの木漏れ日のみ
自然の力から生まれた当園のりんごを一度食べてみてください。
住所/宮城県黒川郡大郷町中村字北浦51-6
電話/022-359-2675
www.uesugi-ringo.jimdofree.com
 
 
M Pantry
MIYAGI, MATSUSHIMAの頭文字Mと、食の貯蔵庫Pantryから名付けた店内には、
宮城県自慢の牡蠣を使用したオイスターソースや、郷土のお惣菜「しそ巻き」、
皇室献上実績のある東松島市大曲浜産の初摘みのりなど80品ほどの商品が並ぶ。
住所/宮城県宮城郡松島町松島字仙随10
電話/022-349-5141
www.mpantry.jp

teteria

 

Assam ORTHODOX
  
インド:アッサム地方の紅茶。しっかりとした渋みと後味に甘い余韻を残します。綺麗な赤色が印象的なアッサムティーのフルリーフはわたしたちが愛してやまない紅茶であり、みなさんにも飲んで頂きたいと強く思っている紅茶です。日常のあらゆるシーンに。食事ともお菓子とも紅茶だけでも。teteria始めにぜひ。

CHAMOMILE- MILK
  
ハーブのカモミールとミルクティー用茶葉を合わせた煮出しミルクティー用の紅茶です。お好みの量の砂糖を加えて一緒に煮出すことでより好みのカモマイルミルクティーを楽しむことができます。蜂蜜とも相性がよくなりました。おすすめはミルク300mlにつき砂糖大さじ1杯と茶葉をいれスープを温めるように時折混ぜながら煮出す甘くてリッチなミルクティーです。
 
カモマイルミルクティ
1杯:539円
ctc-milk
  
teteriaのミルクティーはすべてこの茶葉で作っています。ctcという細かい形状の茶葉を使うことでコクのあるミルクティを作る事が出来るのです。ctcとはcrush tear carlーつまりちぎって引き裂いて丸めましたという紅茶です。細かさゆえに味が強く濃く出るのでミルクと合わせても負ける事無くしっかり結びつきコクのあるミルクティとなります。ミルクティーを作るのに大事な事は細かい茶葉を使う事だけだと思っています。
 
煮出しミルクティ
(ctc 小さく丸い茶葉)
1杯:539円

teteria
お湯をそそぎさえすれば数分で完成する紅茶という飲み物。
シンプルといえばこの上なくシンプルですが、とても深い魅力を持っています。
もちろん 紅茶とその時間は日常の事なのですが、特別な時間とも感じています。
例えるならば、テーブルの上の小旅行です。
住所/静岡県沼津市本字松下七反田912-10
電話/055-928-4818
www.teteria.shop-pro.jp

クラフトマンの掌

 
手から手へ。今につながる漆の形
関 昌邦 株式会社関美工堂
漆の本質、漆の機能を取り戻す。
 
 漆器の木地師や塗師。その高い技術を産業にまで発展させた会津若松には、今でも多くの伝統技術が残っています。地産地消の家づくりを目指している私にとって、地元の木工を世界に通じる文化に高めた会津は大変興味があるところ。世界規模で「URUSHI」を発信している関昌邦さんを訪ねました。
「漆というものは、知ってはいるけど使ったことがない、という人がとても多いものです」
 それを裏付けるように、漆業界の規模は加速度的に縮小し、高齢化が進んでいます。高級で繊細な工芸品というイメージから、贈答品には使っても、自分の暮らしの道具として選ぶ人は少なくなってしまいました。
 そんな状況の中、工芸的な美しさではなく、漆の「機能性」にフォーカスを当てた「ノダテマグ」を発案された関さん。野外で茶を楽しむ野点(のだて)の文化と、キャンプや野外フェスなどの自然志向が重なり、新たな価値を生み出しました。
「地面に置いても気にしない漆器」は、漆の敷居を下げ、今まで漆に触れたことのなかった若い世代や海外の方、そして往年の漆ファンにも受け入れられ、販売個数は一万個に届きます。
専門家の分業が生み出す、 古くて新しい可能性。
 
 人の手で作る工芸品は、そもそも量産には向きません。しかし、産地という会津のアドバンテージが量産を可能にしました。
 ノダテマグの特徴の一つは、関さんが構築した分業体制です。木地師の小椋大祐さんが器の外側、荒井勝祐さんが器の内側を削り出し、小松愛美さんやその他多くの塗師が色別で塗り上げます。さらに蒔絵師による加飾も施され、多様なノダテマグが生まれます。
 得意なことに集中できる分業体制は、多くのメリットがあります。品質と価格の安定を実現し、伝統工芸の技術育成に貢献する、そして外部アーティストとの積極的なコラボレーションも可能です。伝統技術に軸足を置き、工夫を重ね、現代的な多様化に応えて行くために生まれた形です。
「海外の人と話すと、本物への強いリスペクトを感じます。ノダテマグが広く受け入れられたのは、その土地の素材や人、歴史、技術の繋がりが、カジュアルに伝わったからかなと思います」
 木と漆だけで行うものづくりは、制約も多く効率も良くありません。だからこそ、この土地でしかできないものになり、多くの方が手に取り、土地に足を運んでもらう本物の魅力になります。自然の恵みを活用することは、これからの豊かな暮らしや社会のヒントになると、関さんや職人さんたちから学ばせていただきました。
 
文章:長谷川大輔〔BANKS/山と小屋〕
株式会社関美工堂
住所/福島県会津若松市西栄町6-30
電話/0242-27-3200
 
株式会社BANKS
住所/福島県郡山市麓山一丁目1-14 チサンマンション郡山203
電話/024-926-0662
 
NODATE mug / rokin'mug
6,050円(税込)
sakura no ma にて販売しております。

白田のカシミヤ

 
人の手で操る「手横編み機」でカシミヤニットを作り続ける工房が宮城県加美町にある。
「有限会社シラタ」。
データ入力さえすれば、後は機械にお任せ。
こんな「自動機」が一般的な時代で、あえて時間も労力も掛かる「手しごと」を続ける同社。
オリジナルブランド「白田のカシミヤ」は、とろけるような柔らかさで体と心を包み込む。

白田のカシミヤ

求められる集中力と根気。
「晩御飯のおかずなんて考えてたらダメ」
 
船形連峰を一望でき、側を鳴瀬川が流れる。自然が身近な場所にシラタの工房はある。訪れたのは連日三十度超えの盛夏。エアコンが効いた室内で、カシミヤのセーターやカーディガンの制作が進められていた。
「ウチに取材に来られた方皆さんに体験していただいています。わたしたちのことが伝わる一番の方法ですから」と代表の白田孝さん。カシミヤのマフラー作りに挑戦させてもらった。まずは「編み」から。〝先生〟の菅原貞子さんは、シラタの前身「ムサシ」に十五歳で入社し、以来四十六年間、手横編み機を操り続ける「編み子さん」。
編み機のハンドルを左右にスライドさせる。「これを百回繰り返して」と貞子さん。少しでも雑念が入ると数が飛ぶ。「この仕事は集中力が大切。今晩のおかずなににしようかな、なんて考えてたらダメ」と笑う。
ニット作りの工程は、大別して「編み」「縫製」「二次加工」の三つ。編みあがったパーツを専用の機器「リンキング機」で縫製し、糸の始末をしたら毛織物専門の洗いをかけて風合いをだす「縮絨(しゅくじゅう)」へ。ボタンやブランドネームなどを付ける二次加工ののち、検品、アイロン掛けなどを経てようやく出荷へ。
縫製はミシンで布地を縫うのとは大違い。剣山のような細かい針に編み目一つ一つを入れ込み、糸を通して繋ぎ合わせる。とても細かい作業だ。
「根気が要りますが、黙々とやる作業は嫌いじゃありません。あっという間に時間が過ぎます」と明るく語るのは、縫製担当で工房の最年少二十一歳の小林あかりさん。
ここ数年、「白田のカシミヤ」のクオリティーやポリシーに惹かれ、他県から移住してまで入社を希望する職人が増えている。あかりさんもその一人。テレビで知り、山形の高校を卒業すると同時に入社した。
あかりさんと同期の「編み子さん」五十嵐和世さんも移住組。「一本の糸が織りなすニットは職人としての生き方やチームワークの大切さを教えてくれる」。岩手出身の米津真美さんは東京からIターンし、数カ月前に入社したばかり。「お金を稼ぎ消費するだけの東京の生活と違い、一からものを作り上げていくことに充実感を得ています」と話す。

技の継承、
しっかりと。
 
電気に頼らず人の手で操る手横編み機。現役で活躍しているところは全国でも少なく、同じく手動のリンキング機をともに使いこなせる職人も減っている。二次加工やメンテナンスを担当する横堀輝代さんはムサシ創業時からのスタッフで、かつてはリンキングの名人として活躍した。一時、孫の世話で会社を離れることになり、輝代さんの技を引き継ぐべく入社したのが中川美和さん。「一年後には輝代さんが辞めることになっていたので、時間を無駄にできないと必死で教わりました」。輝代さんから美和さん、そしてあかりさんへ。技の継承がここでは確かになされている。
この日、糸始末を担当していた佐々木静誉さんは入社六年目。特殊な針を使い、縫い合わせ部分の始末をする。「目立たないように〝隠す〟作業ですね。衿と身頃を繋ぎ合わせる部分の縫い目は首に触れるところだから、(糸の始末部分が)当たらないように気をつけています」
仕上げや検品作業をこなす小川由美さん。出荷前の最終工程だから厳しく目を光らせる。メンテナンスの受付も担当し、お礼の手紙やメールを目にすることも多い。「ニットを通じて、人との温かなつながりが感じられる仕事です」
自分たちの仕事を「チームでひとつのものを作っているからね、だれが欠けてもできない」と貞子さんは語る。数々の行程と人の手を経て出来上がる、「白田のカシミヤ」。今年もたくさんの人たちの体と心を温めてくれるはず。

取材・文章:牧佳、及川真紀子〔わたしのかたち 15/24から〕 

 

 

白田のカシミヤ
夏はコットンやリネンのアイテムを制作・販売。オンラインショップのほか、各地のセレクトショップ、百貨店のポップアップショップなどで購入できる。メンテナンスは汚れやほつれ、穴などを直し、専門の洗いをかけて風合いを取り戻す。「たくさんの穴やホツレがあっても修理に戻ってきたものを見ると、どうにかしてあげたいと思うの」と担当の輝代さん。わが子のように愛情を注ぐ。

有限会社シラタ
住所/宮城県加美郡加美町字穴畑53
電話/0229-63-8055
http://shirata-cashmere.jp
 

写真撮影
sakura no ma photo studio
おはよう写真の会
 
 
撮影場所は気ままに。 早朝よりカメラ片手に楽しんでいます。
最終目的地は温泉場。 たまには宿泊しながら緩く活動中。

東鳴子温泉 旅館大沼

2020.5.28
www.ohnuma.co.jp
 
movie&edit|佐々木信也
 
営業時間:11:00〜17:00  定休日:毎週木曜日・金曜日
 987-0006 宮城県遠田郡美里町関根字舘野41-8 t.090-5599-2069
https://sakuranoma.com
営業時間:11:00〜17:00
定休日:毎週木曜日・金曜日
 
987-0006
宮城県遠田郡美里町関根字舘野41-8
t.090-5599-2069
 
http://sakuranoma.com